こんなことを言うと怒られてしまいますが、ロイヤルリゾートではありますがステイタスとして軽井沢や葉山よりワンランク下がるかと・・・。でもその代わりコスパは良いと思います。
先ず土地が安いこと、首都圏からのアクセスが良いこと、温泉地であるにも関わらずロイヤルリゾートなので、いかがわしい施設などが無いこと、自然環境も大雪が降るなど厳しい訳でも無いことなどが挙げられると思います。
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栃木県の那須|首都圏からも近いしロイヤルリゾートと評判なので紹介
アクセス
アクセスはと言うと、車では東京から東北自動車道経由で2時間ちょっと約180㎞、電車では東北新幹線で那須塩原駅まで1時間7分です。
下手をすると少し離れたベッドタウンに住まいしている場合の通勤時間と変わらないか、もしくは少し短いかも知れない。
観光地
東北自動車道の那須ICで降りると山の上の方にある那須温泉地域まで那須街道と呼ばれるメインストリートがある。
その道路を基準に観光案内されるのが常だ。道路沿いにはレストランやカフェ、土産物店、旅館、不動産屋などが並んでいる。
標高700mほどのところにある那須高原南が丘牧場は観光牧場でありながら入場料は無料、動物と触れ合いながら食事も出来ファミリーで楽しめる。大きなホテルや遊園地(那須ハイランドパーク)、美術館、良くTVなどで紹介される那須どうぶつ大国などは那須街道から少し外れたところにあるがどれもそんなに離れてはいない。
山の上の方にある温泉地域では那須七湯の中でも最も古く約1300年前に発見された鹿野湯や九尾の狐伝説の殺生石、さらに上るとスキー場などもある。観光施設など書くときりが無いので各種那須に関するホームページを検索してほしい。
環境と人
自然環境はいわゆる高原で避暑地の様相を呈しており緑豊かだ。緑が豊かなだけあって若干湿度が高い感じがする。僕が移住した約30年前は標高500メートル以下でも雪がまあまあ降って雪かきをしたものだが今はめったに雪かきはしない、夏もエアコンは要らなかったが今は無いと少し暑く感じる温暖化の影響か。
山沿いに住まいしている人はわかると思うが冬場山からの吹きおろしの風が驚くほど強い、それと雷が多い。
人の特徴としては開拓で入植した人が多く比較的新たに移住してくるものにも温かい気質だと思われる、現在は2代目から3代目へとなっており開拓当時を知る人は減って初代が苦労して開拓した土地を手放す人も増えている。
僕が移住した30年前でもいわゆる別荘地では無く開拓地の一角を分けてもらったと言うことになる。
近所と言えば農家と牛飼いの家しかなかった。当時はお葬式での風習で驚いたことがある、亡くなった方の家に行き遺体を集まった人が消毒薬?のしみ込んだ脱脂綿を持ち体を拭くと言う儀式と奥様方は亡くなった方の台所にずかずか入り皆で料理をして勝手に皿や湯飲みなど断りもなく使いながら通夜の行っていた、身内の葬式でもそのようなことはしたことが無い、今ではどうなのかわからないが驚いた記憶がある、今考えれば開拓当時は当然家など無く掘っ立て小屋で寒さをしのぎ朝起きたら布団の上に雪が積もっていたことや、ろくな食べ物も着るものも無かったと聞いたことがあった、そんな過酷な状況では開拓者同士力を合わせなくては生きてこられなかったのだと推察する、だから他人の家に上がり込んで勝手に台所をかき回すなど思う奥様方は無く、皆が身内のような関わり方で当たり前だったのだろう。
僕が暮らしていた東京では考えられない光景だった。移住して既に30年近く過ぎた今、世代交代も進み以前のような習慣も少なくなって来ているとは思うが、あのような習慣を通して皆で協力して生きて来た地域なのだと思った。